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伸び率も上昇している再生可能エネルギー発電量

発電量の伸び率から2014年の現時点では電力10社発電量の1割に達していると推測されます

再生可能エネルギーによる発電量の推移.jpg出典:経済産業省-資源エネルギー庁「回避可能費用の算定方法 及び 設備認定制度の在り方について」(2014.2.18)◆20092009年に住宅用太陽光を対象に余剰電力買取制度を開始して以来、再生可能エネルギーによる発電量の年平均伸び率は8%から13%に上昇しました。

◆2012年7月に固定価格買取制度が始まってからは、2013年10月末時点ですでに170億kWhを超過するなど、引き続き、昨年の平均伸び率を上回るペースで拡大する見込みです。

大型二次電池のそれぞれの特長と課題

現在は各社が投資を加速させ、技術開発や課題の解決にしのぎを削っている状況です

日本ガイシ二又NAS.jpg六ヶ所村二又風力発電所の日本ガイシのNAS電池(出典:六ヶ所村風力開発㈱・二又風力開発㈱)

NAS電池

ナトリウムと硫黄を用いた高温作動型二次電池です。NASというのは日本ガイシ(株)(名古屋市)の登録商標で世界で唯一同社のみが製造販売しています。

GSユアサ九電.jpg九電壹岐実証設備のリチウムイオン電池(出典:GSユアサ)

リチウムイオン電池

デジタル機器、民生用、非常用、電気自動車などあらゆる用途に採用されており、大容量化にも対応しつつあります。

住友レッド久フロー.jpg住友電工横浜製作所内で実証運転中のレドックスフロー電池(出典:住友電工)

レドックスフロー電池

バナジウムイオンを使用した新しい電池です。日本主導の国際標準化に向けて2014年4月に国内での審議が開始されました。

電力系統用の大型蓄電池コスト・技術面の課題

大型二次電池は寿命・加温の必要性・安全性・資源制約等様々な比較軸があり、現状はまさに一長一短というところ。今後は開発された多くの種類の電池の中から、用途に応じて優位性のある蓄電池を使い分けることが重要になってくるかもしれません。

各種蓄電池の比較.jpg出典:経済産業省蓄電池戦略プロジェクトチーム「蓄電池戦略」(2012.7月)(以下、経済産業省の資料(2012)より引用)
○再生可能エネルギーの導入拡大等に伴う、電力系統の安定化を図る場合、現状では、蓄電池と揚水発電を比較すると、導入コストベースで比較した場合、揚水発電は約 2.3 万円/kWh のところ、NAS 電池で約 4 万円/kWh、鉛蓄電池が約 5 万円/kWh、ニッケル水素電池で約 10 万円/kWh、リチウムイオン電池で約 20 万円/kWh とコスト差がある。また、寿命(耐用年数)は、揚水発電が約 60 年である一方、NAS 電池が約 15 年、鉛蓄電池が約 17 年、ニッケル水素電池が約 5~7 年、リチウムイオン電池が約 6~10 年であり、現在では、これも差がある。   
○しかしながら、エネルギーの長期需給見通しによれば、再生可能エネルギーの占める割合が、2030 年時点で、25~35%となるよう、大量導入拡大を図ることは不可避な状況となっており、揚水発電の容量に限界が来るだけでなく、エネルギーの供給コストの低減化のためにも、現時点から、蓄電池の技術を積極的に用いて、マーケットを人為的に創造することで、技術を「こなしていく」ことが不可欠である。

今月のヒストリー「直流と交流」②電流戦争

AC vs DC テスラとエジソンの熾烈な戦い

img_4.jpgエジソンが考案した直流配電方式は米国の標準となり莫大な特許権益をもたらしましたが、電気の使用量が増加するとそれに伴う電圧降下の問題が大きな障害となり始めました。1887年エジソンの従業員であったテスラは交流発電機(Alternator)、変圧器、交流電動機等を発明し、直流方式の問題を交流方式で解決しようとエジソンに提案しましたが断られてその後退社しました。早くから交流技術に取り組んでいたウェスティングハウス(発明家・起業家)はテスラの発明を真っ先に認め、特許を高額で購入して交流方式を商業化したため、エジソンの直流方式と真っ向っから対立することになりました。交流方式の優位性と特許権益の行く末に大きな脅威を感じたエジソンは、歴史に汚点を残すようなネガティブキャンペーンを繰り広げ、両者の対立は「電流戦争」と呼ばれるほど激化しますが、この争いは交流方式がナイアガラ瀑布の水力発電所で採用されたことで決着が付きました。そしてこれが世界最初の長距離送電になり、現在の送電技術の土台となっています。
Tesla_polyphase_AC_500hp_generator_at_1893_exposition.jpg Niagara-Falls-turbines_Courtesy-of-NMAH_Smithsonian-Institution.jpg


今月の社員紹介 
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三品 幣起(みしな しでき)取締役 総務部長 (ブラジル出身)

「5歳までブラジルのベレン(アマゾン川下流)で過ごし、幼少のころは腕白な子でしたが、いつの間にか、お香の香りに癒しを求める草食系に変身しました(笑)。会社での仕事は、毎朝玄関周りの掃除から始まり、会計処理や経費の支払い、人事関係の届出業務など、会社や社員の後方支援業務を行っております。

座右の銘は「心・技・体」でしたが、先日「所さんの笑ってこらえて」という番組で、酔った若い女性が、『死ぬこと以外はかすり傷~』と言うのを聞いて以来、この言葉が音楽のフレーズのように頭の中で繰り返しています。彼女を見習って「たくましく生きていこう」と思います。」